2009/04/22

豪協会がブレディスローカップの東京開催を発表!

キタキタキタキタキタ!!!!!!
来ましたよ!!

豪協会がブレディスローカップの東京開催を発表!

ついに日本でブレディスローカップが見れることになりそうだ!
余裕で行く

2009/03/09

Super14 2009 Week 3

 王者 Crusaders が 2連敗 Crusaders - Hurricanes
 王者 Crusaders にとって苦しいシーズンとなっている。Week 2 に続き Hurricanes にも敗れ連敗となった。逆に Hurricanes は 2連勝となり、チームの調子は上向きだ。
 Hurricanes の勝利の立役者はなんといっても CTB Ma'a Nonu である。圧倒的なフィジカルで防御網を蹴散らす。単なるシザースで Crusaders のラインをブレイクできるのは古今東西ほとんど他に例を見ないだろう。このゲーム SO には、本来 SH の Piri Weepu が入った。無難にこなしてはいたが、無難過ぎて普通。やはり彼は SH のほうが俄然生きてくる。リザーブの Dan Kirkpatrick が前週でなかなかいいパフォーマンスだったことを考えれば彼でいい気はするのだが。
 Crusaders は鉄壁のディフェンスが崩され大量得点を奪われた。このままいいところ無く終わるのかな、なんて観ていたがゲーム終盤に 2つトライを返し、 4トライと 7点差以内の負けのボーナスポイントを獲得したのには、さすがただでは負けない、と感心した。このゲームもっとも活躍が印象的なのが、NO.8 Thomas Waldrom だ。Hurricanes の Scott Waldrom との兄弟対決となったが、弟 Thomas がモリモリゲインしていた。Crusaders は Week 3 にして 2敗目。Crusaders の優勝に黄色信号が灯っている。



 Sharks が競り勝つ Chiefs - Sharks
 開幕から 2連勝の Sharks と逆に開幕から 2連敗の Chiefs のゲームは接戦となった。後半、Chiefs が追い上げたが、Sharks の鬼気迫るディフェンスの前にあと 1メートルゲインできず敗退。3連敗となった。一方、Sharks は苦しみながらも 3連勝。AWAY 4連戦の初戦に勝利した。
 Sharks の Boks のメンバーを取りそろえた豪華なバックスラインの中で最も素晴らしい活躍だったのが、WTB JP Pietersen だ。キックパスから 2トライ奪ったことはもちろんであるが、キック処理やディフェンス、キックチェイスなど全てのプレーで標準以上のプレーをする。非常に安定感のあるプレーヤーだ。この安定感を持っているのにまだ 22歳なのだから凄い。他には、CTB Adrian Jacobs がタックルにアタックに渋い活躍をしている。もう一人の CTB Francois Steyn は対照的に Star だけあって印象的なプレーをする。特にこのゲーム相手ディフェンスラインの裏へのパントを多用しており、そのパントからトライも生まれた。ただちょっと精度は高く無い気がするが。このように Sharks は渋い活躍をする選手と派手な活躍をする選手がうまい具合にマッチしている。フォワードの派手な選手と言えば、やはり NO.8 Ryan Kankowski と HO Bismarck du Plessis だろう。du Plessis 兄弟の弟はフランスリーグからチームに帰ってきた John Smit をリザーブに追いやり先発で登場。持ち前のフィジカルを活かした突破は戦慄し、ディフェンスでも何度もジャッカルを敢行した。また、Kankowski はバックス並みの走力でアタックに戻りのディフェンスにと素晴らしい活躍だった。逆にフォワードの仕事人は LO Johann Muller。ラックでの仕事量はさすがキャプテンと言った感じである。
 Chiefs はいいゲームをしつつも勝利が遠い。このゲームも接戦に持ち込むも、あと 1トライが取れず敗退。ブレイクダウンでの劣勢も敗因に挙げられるかもしれない。Chiefs は World Level の Lelia MasangaSitiveni Sivivatu という両 WTB を活かし切れていないように思える。やはり Malili Mils Muliaina を欠いていることは大きいのだろうか。元気なのが、SH Brendon Leonard。昨シーズンは怪我で棒に振ったが、今シーズンはそれを取り戻す勢いである。というか、Leonard がまだ 23歳なことにびっくりした。。



 Reds が今シーズン初勝利 Reds - Cheetahs
 開幕から 2連敗のチーム同士の対戦は Reds が勝利した。Cheetahs は元気無く開幕 3連敗。開幕から AWAY 6連戦の内勝利できるのであろうか。
 Reds はゲームを通してボールをつなぐラグビーを徹底しており、非常に面白いラグビーをしていた。SO Quade Cooper のトリッキーな動きに、Wallabies でのゲームで貫録さえ見える CTB Berrick Barnes のコンビはなかなか魅力的だった。また、最もいいパフォーマンスをしていたのが、これまた Wallabies で経験を積んだ WTB Peter Hynes。昨シーズン Wallabies に彗星の如く現れた学生時代の 400m 王者は、アタックにディフェンスに大活躍。特にドンピシャのタイミングで詰めるタックルは素晴らしく、Cheetahs の攻撃の芽を摘んでいた。そして、このゲーム outside CTB で出場した Digby Ioane も昨シーズン同様パワフルなプレーで存在感を見せていた。
 Cheetahs は大外に Sevens の Star である、Fabian JuriesDanwel Demas、そしてリザーブには昨年 Boks で活躍した Jongi Nokwe と他のチームがうらやむ快速ウインガーを抱えながら、彼らをまったく活かせていない。フォワードにもタレントはそこそこ揃っているだけに結果が付いてこないのは苦しいところ。苦虫を噛んだような Juan Smith の顔が象徴的だった。



 獅子が猛牛を追い逃がす Lions - Bulls
 南アの猛獣ダービーの一戦は雨の中行われた。コンディションの問題から双方ともミスが多く締らないゲームとなってしまった。Lions が後半初勝利をかけて猛攻するも敗れた。
 Bulls は強いフォワードを武器にセットプレーとブレイクダウンで勝利した。最も活躍が印象的だったのが、PR Gurthro Steenkamp。現代ラグビーの PR は運動量が多くないと、という決まり文句があるが、 Steenkamp はまあ良く走る。あらゆる局面で顔を出し、戻りのディフェンスでピンチの芽を摘んでいた場面もあった。また、LO Bakkies Botha のラインアウトでの存在感は異常。相手スローワーは本当に投げにくそうである。そして、NO.8 Pierre Spies のスピードはやはり凄い。藤島さん曰く 100m 10.7秒で走るそうだ。108kg が。。世界体重別短距離走があったら金メダル最有力候補では無かろうか。バックスでは、恐竜のような顔付きをしている FB Zane Kirchner のロングキックが非常に伸び、エリア獲得に貢献していた。
 Lions は後半は Possession、Territory で圧倒し、Bulls を追い上げたが、前半の劣勢と Handling Error が最後まで響いた。Linos の中で活きが良かったのが WTB Henno Mentz だ。今シーズン Sharks から移籍してきた 29歳は基本に忠実なまっすぐたてて、スピード良くもらうランで何度も大きくゲインし、チャンスメイクしていた。また、昨シーズンは怪我で出場が無かった CTB Jaque Fourie は特にこのゲームハイパントの競り合いで魅せた。一方 SH Jano Vermaak のパフォーマンスが悪く足を引っ張っていたように思える。後半途中には、昨秋に来日した USA代表の Todd Clever が出場した。別に全然関係ないのだが、少し嬉しくなった。三洋電機の堀江選手もまた New Zealand に旅立って、もしかしたら Super14 のチャンスも、と言われているので非常に期待している。
 どうでもいいが、このゲームのレフリングがいまいちだった。Super14 レベルでこんなことを思うのは相当珍しいのだが、このレフリーは Super14 で吹くのは 2試合目だったようだ。やはりいいレフリングでないとゲームが面白くないな、と再認識。

2009/03/06

Super14 2009 Week 2

 はい。さっそく観るのが追い付いてません。。Six Nations を観るのを優先しているため、Super 14 はどうしても遅れてしまう。今年は、(幸か不幸か) JSports で Super 14 を毎週 4試合づつしか放送しないので、その内追いつくだろうと勝手に予想している。

 Nonu がゲームを活性化 Hurricanes - Highlanders
 開幕節をおしいゲームで落とした New Zealand の両チームの対戦は、Ma'a Nonu が登場した後半から Exciting となった。単純に BLACKS のメンバーの数から比較しても、実力の劣る Highlanders が少ないチャンスと一瞬訪れた流れを活かして勝利の目前までいったが、開幕からの連敗を避けたい Hurricanes が意地を見せ勝利した。
 Hurricanes は後半から出場した Ma'a Nonu がやはり凄い活躍だった。圧倒的なフィジカルと、空間に走らせるパスでゲームを動かしていた。Nonu がなぜかベンチで待機していた前半の退屈なゲームが後半一転した。また、Nonu と同じく途中出場した Conrad Smith もいい活躍していたが、何故前半に ALL BLACKS の両 CTB をベンチに置いていたのかは疑問である。他には、CTB Tamati Ellison や FB Cory Jane らが活躍するが、いまいち迫力に欠ける。特にフォワードは Jerry CollinsChris Masoe といった World Level の FL が流出し、このゲーム怪我で欠場した NO.8 Rodney So'oialo のいない第三列は迫力激減。Hurricanes は優勝候補の一角に挙げられているが、楽なシーズンにはならないだろう。
 Highlanders は終始攻め込まれながらも後半 SO Daniel Bowden が Hurricanes の一瞬のミスを突きトライを挙げると一気に流れを引き寄せ逆転に成功するが、またもゲーム終盤に逆転され敗戦となった。Highlanders は BLACKS のメンバーが三人しかおらず、しかもその内二人を怪我で欠き、また Finisher の Fetu’u Vainikolo も怪我、BLACKS メンバーの内出場した Adam Thomson も途中シンビンを受ける、という散々な状況でかなり善戦したんじゃないかって思う。もっとも活躍が印象的なのが、トライも決めた Bowden だ。ディフェンスの間をスルスルと抜け、チャンスメイクしていた。


 Brumbies が 2試合連続の劇的勝利 Brumbies - Crusaders
 開幕節に Highlanders にゲーム終盤で逆転して勝利した Brumbies が、優勝候補筆頭の Crusaders をまたも劇的な展開で逆転し開幕から 2連勝となった。Crusaders は主力メンバーにけが人が多い中非常に Tight ないいゲームをしたと思う。さすが Crusaders である。
 Brumbies で最も勝利に貢献した男は、FB Mark Gerrard で間違い無いだろう。最後に同点 (コンバージョンで逆転) となるトライを挙げたことももちろんだが、その正確無比なタッチキックがかなりいい。昨シーズンからそんなイメージがあったが、このゲームはちょっと異常なくらい凄かった。それに比べて、SO Christian Lealiifano のキックは対照的に非常に精度が低かった。まだまだこれからの選手だな。他にバックスでは、SH Patrick Phibbs が積極的にアタックに参加しており、中々好印象だった。また、ウエイトリフティングチャンピオンの WTB Clyde Rathbone を久しぶりに見たが、相変わらず痛そうなプレーをしていた。(開幕節で顔に10針のけがをしたらしい。)フォワードでは、LO Mark Chisholm、NO.8 Stephen Hoiles といった Wallabies 組がやはり存在感があった。しかし、Crusaders のフォワードに少し力負けしている感は否めなかった。
 Crusaders はキャプテン Richie MacawBrad Thorn、そして Leon Macdonald というチームの主力を欠くという緊急事態。しかも、ゲームの早い段階で HO Corey Flynn が退場してしまった。その結果かなりの若手が出場することになった。正直どうなるかと思われたが、次から次へと凄い選手が出てくるのが New Zealand の特徴である。最も活躍に驚かされたのが、FL George Whitelock だ。昨シーズンから Super Rugby に参加しているようだが、正直彼を見たのは初めて。まるで Macaw を彷彿とさせるようなハードなタックルと、素早い絡みでターンオーバーをしており、将来 Macaw の後継者として育つかもしれない。また、負けじと FL Kieran Read もいい活躍をしていた。バックスも非常に若い布陣。中でも、CTB Tim Bateman がやはり一番の成長株だ。非常にいい活躍をしている。また、SO Colin Slade は非常にいいタックラーのようである。若いバックスラインの中、やはり CTB Casey Laulala が非凡なプレーをしていた。まあ、彼もまだ 25、6だったと思うが。
 Crusaders はこのような状況の中、もう少しで勝てそう、というゲームによくできたと思う。やはり、これが Crusaders の強さなのだろうな。特にディフェンスは非常に素晴らしいものがあった。でも、ゲーム展開としては、特に後半は、終始 Brumbies に攻められており、ほとんどアタックができていなかったので、やはり実力の差はあると思うが。逆に、Brumbies のアタックはあれ程攻めながら、Crusaders のハードなタックルにやられ、何度もボールのコントロールを失っていたのを見ると、アタック能力に疑問を感じざる得ない。しかし、この 2戦の勝ち方を見る限り、今シーズンの Brumbies には「ツキ」があるのかもしれない。


 Force が今シーズン初勝利 Force - Cheetahs
 Super Rugby 参戦 4年目のチーム同士のゲームは、Force が競り勝った。Force は今シーズン初勝利、Cheetahs は昨シーズン同様接戦での敗戦が続いている。
 Force で目立つのがやはり SO Matt Giteau だ。ボールの貰い方が非常にうまく、アタックラインを魅力的なものにしている。SH には Waratahs から移籍してきた Josh Valentine が入り、前週足を引っ張っていた Chris O'Young よりも明らかにいいパフォーマンスだった。また、まだあどけなさの残る顔つきの CTB James O'Connor の動きが凄い。キレのあるステップとスピードは、さすが Wallabies 史上 2番目の若さでスコッド入りしただけある。将来 Wallabies を代表するような Star になるだろう。フォワードでも FL David Pocock が非常に目立っている。彼もまだ 20前後の選手だが、激しいタックルと運動量に優れた選手で、将来 Wallabies を背負うことになるだろう。オーストラリアは全体的に若い選手がメキメキ成長しており、非常に将来に期待が持てる。前週高評価した FB Drew Mitchell は、このゲーム、またもキックがヒットしない病に陥っていた。ちなみに昨シーズン Matt Henjack に殴られて顎を骨折したのが WTB Haig Sare のようだ。
 Cheetahs は接戦に持ち込むも中々勝利が遠くなってしまっている。World Class の FL Juan Smith や HO Adriaan Strauss といったフィジカルの強い選手でゲインをするのだが、どうもかみ合わ無い。バックスでは、Sevens の Star WTB Meyer Bosman や FB Hennie Daniller がいいプレーをしていただけに今後の浮上に期待される。それにしても、解説の藤島さんはいつもそうだが、南アのチームへの批評があまりにもしつこい。このゲームも SO Danwel Demas のことをボロクソに言っていた。



 Bulls が Bules を圧倒 Bulls - Bules
 戦力の充実の見える Bulls が Bules を圧倒した。ゲームを通して小刻みに加点し、奪った得点はなんと 59得点。Bules はディフェンスが崩壊し Bules 史上最多失点となってしまった。
 Bulls は圧倒的なアタック力で Bules を一蹴した。SH Fourie du Preez が世界最高の SH と呼ばれるだけのプレーをしており、素早い球出しと相手ディフェンスを翻弄する横に持ち出す動きでアタックラインに躍動感を出していた。そして、SO に入った Morne Steyn もなかなか調子がよさそうである。しかし、なんと言っても Bulls はフォワードが充実している。Bakkies BothaDanie Rossouw という World Level の両 LO は何よりも脅威である。また、若手では FL Dewald Potgieter が芝生に近いところでいい活躍をしていた。今後の活躍に注目である。そして、NO.8 Pierre Spies はやはり凄さの格が違う。ディフェンス 3人を蹴散らしてトライを取ったりと大暴れしていた。また、PR Gurthro Steenkamp の運動量は素晴らしく、何度もタックルする姿を確認することができた。このゲームの Man of the Match は Steenkamp かな。ただし Bulls の課題はディフェンスだろうか。Bules に攻められるとあまりにもあっさりとトライを許していた。Tight なゲームになったときにどうなるかは少しわからない。
 Bules は「FULL☆BOKKO」されたが、なんとか 4トライを奪いボーナスポイントを獲得した。このゲームで最も衝撃的だったのが、WTB Rene Ranger だろう。今シーズンで Super Rugby のデビューとなった Ranger だが、どうやら国内ではここ数年もっとも注目を集める若手の一人だったようだ。強さと速さを兼ね備えたランは魅力的。今シーズン目の離せない選手の一人となった。

2009/03/03

下北 GLORY DAYS が面白い

 2年ほど前に連載が終わっている漫画で、かなり今更な感があるのだが、僕の中では非常に Hot なので書いておく。先日、日本選手権決勝を見るために入った札幌駅前の漫画喫茶で、大谷じろうさんが書いている「下北 GLORY DAYS」という漫画に出会った。非常に面白く、まだ全部読み終わっていない&もう一度じっくり読みなおしたいと思ったため、近いうちに大人買い予定である。
 簡単なあらすじとしては、さえない男の浪人生が女の子しかいないシェアハウスに入居することになり、シェアハウスの住人たちと繰り広げられる日常を描いた青春コメディといったところだろうか。感じとしては、めぞん一刻に似た感じ。まあいわゆる一つの茶番ってやつですよ。僕の好む。かなり青臭い感じはするんだけど、キャラがそれぞれ非常に立っており、展開も早く、この手の漫画のイライラする感じはほとんどなく、かなり面白かった。こういう漫画は得てしてヒロインよりも別の女の子の方が魅力的であって、僕は上原真央というキャラを相当気に入った。(ちなみに、左上の画像が上原真央。)彼女の気持ちの変化が非常に丁寧に描かれていて、感情移入してしまった。
 以前テレビ東京の (現在セレぶり3を放送中の) ドラマ24の枠でテレビドラマ化されたらしく、そちらも先日某国の動画サイトにアップされていたのをこっそりと見たが、そちらも結構面白かったが、原作の方が全然面白いと思う。

2009/03/02

Six Nations 2009 Week 3

 Wales に初黒星 France - Wales
 2年連続の Grand Slam を目指す Wales の前に France が立ちふさがった。France が前に出るディフェンスとフィジカルを全面に出した「意地」を感じされるプレーで接戦を制した。Wales は France のブレイクダウンでのプレッシャーにペナルティーを繰り返し、2年ぶりに Six Nations で敗れた。
 France は前に出るディフェンスで Wales のアタックラインにプレッシャーを掛け続けた。最もその象徴的な選手は、このゲームで初キャップとなった CTB Mathieu Bastareau。Six Nations の公式ページの出場メンバーにも名前が無いような、おそらくそこまで有名ではない選手だと思うが、この選手の起用が当たったように思える。ディフェンスでは単独で詰めて Wales の展開を分断し、アタックでも力強いプレーでゲインし、まさにラッキーボーイ的な活躍だった。他には、「チタンよりも硬い」という謳い文句の No.8 Imanol Harinordoquy を始め、ブレイクダウンでプレッシャーを掛け Wales の反則を誘っていた。
 Wales は「Sexy Rugby」でこのゲームも何度も見せ場を作り、ゲーム終盤逆転を匂わせたがあと一歩トライラインに届かなかった。ゲームを通して活躍が目立っていたのは FB Lee Byrne だろうか。アタックラインのはるか後方から抜群のスピードで走り込んでくるプレーには鳥肌が立つ。また、ハイボールの処理も素晴らしくディフェンス面でもいい活躍をしていた。アタックでは他に SO Stephen Jones が良かった。既にベテランに域に達しているが、パスの貰い方とパスのタイミングが素晴らしく Wales に欠かせない選手の一人になっている。ディフェンスでは、特に FW の選手が素晴らしい。このゲームで Wales 史上最多となる 46 Six Nations Caps (Five Nations も含む) を達成した Martyn Williams の仕事量といやらしい程のボールへの執着心は素晴らしい。また、LO Ian Gough を始めとした Tight Five のタックルも見事だった。完璧かと思われる Wales も後半になるとブレイクダウンでの劣勢から反則が目立ち始め、またディフェンスラインも突破されるようになってしまっていた。番狂わせの多い Six Nations。やはり何が起こるか分からない。


 Scotland が今大会初勝利 Scotland - Italy
 開幕から 2連敗同士のチームのゲーム。ミスの多いゲームとなってしまったが、切れ味あるバックス展開でトライを挙げた Scotland が勝利した。Italy はいいところなく 3連敗となった。
 Scotland は Man of the Match に輝いた WTB Simon Danielli が光っていた。素晴らしいランニングから奪ったトライをはじめ、随所で良さを見せた。しかし、全体的には前週のゲームの方がボールをよく回していて面白かったような気がする。
 Italy は今大会の 3ゲームの中で最もパフォーマンスが悪かったように思える。ミスが多く、フォワードの集結も良くなかった。良かったプレーヤーは CTB Gonzalo Javier Canale だったかな。結構いいランニングをしていた。Italy 一の男前 NO.8 Sergio Parisse のドロップキックには驚かされた。
 このゲーム半分寝ながら観ていたため、あんまり覚えていない。。


 Ireland が England に競り勝つ Ireland - England
 Wales が敗れたため、唯一の全勝チームとなった Ireland が、England との接戦を制し、61年ぶりの Grand Slam に向け大きな一勝を挙げた。一方、England は 2試合連続でいいゲームをしつつも、3試合連続でシンビンを 2人出すというテストマッチではありえないような Stupid な行為でまたも接戦を落とした。
 Ireland は英雄 Brian O'Driscoll が Man of the Match を獲得し、何年たっても変わらない輝きを見せている。持ち前の激しいプレーで、タックルにボールキャリアに存在感を放ちまくり、更に Drop Goal まで決めるおまけ付き。谷口さんの言葉を借りれば、本当に Super な選手だ。また、他に活躍が目立っていたのはバックスリーの若い三人である。特にディフェンスやキック処理など渋いプレーが非常によかった。WTB Luke Fitzgerald はタックルで相手を倒すと、すかさず立って絡んでボールをターンオーバーする場面が何度もあった。反対側の WTB Tommy Bowe も自慢の快速を活かしたキックチェイスの良さが目についた。そして、今大会絶好調の FB Rob Kearney のキック処理とキッキング、そしてタックルは素晴らしかった。キッキングと言えば SO Ronan O'Gara のベテランのなせる技は見事で、いやらしいほどに空きスペースに蹴られる狙いすましたキックが正確で、ゲームを通して完全にエリアで圧倒した。フォワードでは、これまたベテラン (というか FW にはベテランしかいない訳だが) LO Paul O'Connell がディフェンスに、ボールキャリアにと高い運動量をほこっていた。Ireland は全体的に攻守問わず非常にいいラックを形成していた。特に、ディフェンス時のラックは、絡むプレーヤーがしっかりと立っており、何度もボールを奪っていた。一方、England はすぐ倒れてしまい、反則を取られてしまっていた。
 England はここまで、SO を務めていた Andy Goode に変えて Toby Flood を先発させた。しかし、その起用が裏目に出たかもしれない。エリア合戦で完全に後手を踏み、期待された Paul Sackey らの快速ランナーを活かしたアタックも出来ず自ら勝負する場面が多かったように感じる。途中から出てきた Goode の出来が良かっただけに、次のゲームにまた変更があるかもしれない。また、エリアで完敗したのには FB Delon Armitage の責任もあるかもしれない。彼はあまりキック処理を得意としていないかもしれない。そんな中、いい仕事っぷりをしていたのが FL Joe Worsley だった。献身的なタックルを多くのシチュエーションで観ることができ、素晴らしい Open Side FL である。England は今大会 3戦連続で 2人のシンビンを出した。それでも 1点差というのは、ある意味評価に値するのかもしれないが、「Discipline」が今 England に最も求められていることであるのは間違い無いだろう。

Japan Championship 2009 Final 日本選手権決勝

 三洋電機が連覇 三洋電機-サントリー
 国内ラグビーの集大成、日本選手権は三洋電機が連覇で制した。キックを主体にして、なりふり構わず勝ちに来たサントリーに PG で加点されリードを奪われるが、全くあわてない王者の戦いぶりで逆転した。
 三洋はこのゲーム、ブレイクダウンに注力していた。普段は、そこまでブレイクダウンでファイトはしないチームだが、ブレイクダウンが持ち味のサントリーに対して敢えてそこをターゲットにしてきたのではと思う。特にやはり LO Daniel Heenan の存在感は非常に大きい。何度もジャッカルでボールを奪っていた。SO 入江順和のキックがあまり伸びなかったことに加えて、ロングキッカー FB 田井中啓彰を欠いたためエリアでは劣勢となっていたが、ディフェンスの集中力は素晴らしかった。そして、ミスが起こった後のカウンターアタックの切り替えが非常に早く、三洋としてはやるべきことが十分できたんじゃないかって思う。
 サントリーはとにかくキック中心のアタック、というよりはキックしかしなかった。三洋がブレイクダウンにターゲットを絞ったのに対して、サントリーはエリアにターゲットを絞ってきたのだろう。とにかく敵陣でプレーをし、サントリーの強みであるラインアウトで相手ボールを奪いアタックをし、ペナルティーを誘い確実に加点していく。前半はそれが成功した。トライよりも、とにかく一点でも多く点を取ればよいというようななりふりを構わず勝ちにきていた。一ファンとしては、もっと面白いゲームを、と思うが、日本選手権決勝という舞台だし、しかたないかとは思った。ただ、再三 SO 曽我部佳憲が DG を狙っているのを見て、ん~、と思った。ちょっと焦り過ぎているんじゃないかって。結果的に狙った DG は 3本とも外れリードを広げられなかった。もうちょっとじっくり攻めてもよかったのではと。
 三洋は後半 Tony Brown が登場した。パフォーマンスはやはり全盛期のそれとは比べモノにならないようなダメダメだったが、観ているだけでもそのオーラを感じられた。他の選手にもそれがあったんじゃないかと思う。彼が出てくると自信が付くような。やはり Out of Standard な選手なんだろうな、と再認識した。


 以下余談。
 僕はこの日札幌に出張中。でもどうしてもこの決勝が生で見たい!ということで、どこかに観光に行こうかという気持ちを抑えて、札幌駅前の漫画喫茶でヘッドフォンつけて観戦。帰りのフライトの時間も結構ギリギリになったが、まあ生で観て結構面白いゲームだったから満足はしている。

2009/02/24

日本人ってスポーツ好きじゃないよね

最近思うことを書いてみる。

そもそも日本人ってのはスポーツ、特にプロスポーツってのをそこまで好きじゃないんだろうなって思う。いや、何をもって好きとするかってのは議論が分かれるところではあるが、誰も知っている選手が出ていないスポーツを見て楽しいと純粋に思える人が日本には少ないんじゃないかなって思う。僕が思うに、日本人はスポーツそのものと言うよりも、スポーツ選手自身や、スポーツを応援すること自体を求めている人が多いんじゃないかなって思う。もちろん、好きな選手の出ているゲームを見るのは楽しい。でもそれ以上に、やっぱりスポーツ的な楽しさはあるわけで、そのゲームでいいプレーをしている選手がやっぱり主役なわけである。

もっともその事を感じるのが高校野球である。僕は、元しがない高校野球児であるが、その頃から高校野球を報道で観るのは大嫌いである。多少ひがみが含まれているかもしれないが。。「熱闘甲子園」とか反吐が出る。あれを見ていると、肉親に不幸があった選手が勝たなくてはダメなのか?じゃあ経済的に恵まれた才能ある選手が、本当に努力して勝つのはダメなのか?って思う。というか、高校野球なんて技術的に見たらプロ野球に比べて全く劣るのだから観ていて面白くない。でも、甲子園には毎年数万人の人が観戦に行っているのだから人気はあるのだろう。それは、スポーツというよりも、ひたむきさとか青春とか、また別のところに興味があるんだろうなと思う。

同じようなことを、メジャーリーグの報道にも思う。シーズンになると連日メジャーリーグでの日本人選手の報道をしているが、ヒットの数とかしか報道しない。一番イラっとくるのが、「勝利に貢献しました」という決まり文句である。スポーツニュースならばゲームの流れとか、最もゲームの流れを変えたターニングポイントとかを報道しろよ!と思う。だってそれがスポーツの醍醐味だろ?と。まあ、求められているのが、日本人の活躍であって、スポーツの情報じゃないから仕方ないのだろうけど。

僕は、ラグビーが好きで、一人でもスタジアムに足を運んで見に行くが、その中には全然知っている選手のいないゲームも結構ある。でも、ゲームを楽しみに行くから結構楽しめる。知らない選手もそのゲーム内で活躍しているなと思って注目したり、ゲーム自体が楽しかったりする。ゴルフの宮里藍選手がいつだか言っていたが、アメリカのツアーのギャラリーは選手を見に来ているのでは無くて、プレーを見に来ているので、どの選手に関わらずいいプレーには拍手が来ると言っていた。でも、日本のギャラリーはプレーというよりは、プレーヤーを見に来ていると。これは凄い納得できる。



言いたいことがまとまって無くて、ぐだぐだ文才の無い僕が書いてきたが、とりあえず言いたいことは、「スポーツ」って面白いぞ!ってこと。ルールがよくわかんないとかで敬遠したりする人がいるけど、ルールなんてわかん無くっていいからまずは観てみろって思う。スポーツの面白みってのは、興奮するかどうかであって、ルールなんてものは、その面白みを削がないように存在すると思っている。技術的な細かい話もそうである。僕は、相撲やアメフトなんて、「ど」がつく素人だが、観るとやっぱり面白い。技術的なことはわかんないけど、やっぱり興奮するから。そのくらいのスタンスで観るのがプロスポーツであって、そのくらいのスタンスで観ても面白いのがプロスポーツなんじゃねーかなって思う。もちろん、もっと踏み込みで観てもまた違った面白さがあるんだけど。だから、、


構わんっ!スタジアムに行こうっ!




収容 8万人のスタジアムを一杯にするくらい日本でスポーツが盛んになんないかなぁ。