Tri Nations 最終戦は手に汗握る激戦
今年の Tri Nations を締めくくる Wallabies と ALL BLACKS の最終戦は Great な Game だった。
4年連続 9度目の三ヶ国制覇を成し遂げた ALL BLACKS は大会開幕直後は例年の圧倒的強さは無く、ファンの Graham Henry 体制への不満もあり、今年は疑問視されたが、やはり王者は絶対王者だった。大会途中から、特別な Haka"Kapa o Pango" を解禁してからの強さは異常だった。ブレイクダウンで優位に立ち波状攻撃を繰り返す。幾度と無く重なるフェーズの中、ほとんどの攻撃でゲインライン切り、更に滅多にミスをしないため防御側は、次第にラインを崩されるか溜まりかねて反則を犯すかで、スコアを許さざる得ない状況に陥っていた。ディフェンスではキャプテン LO Richie McCaw を軸にブレイクダウンでプレッシャーをかけターンオーバーを遂行していた。慢性化していたラインアウトの不安定さも大会途中から HO Andrew Hore のスローが驚くほど安定し、ほとんどのマイボールを確保した。
優勝を決めるゲームとなった最終戦、Star はやはり大舞台で活躍する。SO Daniel Carter は、確実なエリアマネージメントでゲームをコントロールし、後半には Wallabies を突き離す Try。難しい位置のコンバージョンキックも難なく決め、勝利に大きく貢献した。また、グラウンド外で色々あった SH Jimmy Cowan が素晴らしい活躍。いい位置にキックを落とし chance make したり、キレのある動きでゲインラインを突破していた。フォワードでは NO.8 Rodney So'oialo が流石の work rate。オフェンス、ディフェンスでの働きは素晴らしいものがあった。
そんな絶対王者にひけをとらなかったのが、新生 Wallabies。名将 Robbie Deans の元に若返り、生まれ変わった Wallabie は大いに王者を苦しめた。今年開花を見せたのが LO James Horwill。200cm 117kg という大柄な体格を活かした penetrate もさることながら、その work rate の高さも素晴らしく、最終戦でも Carter を引きずってトライを奪った。間違いなく次期 Wallabies を引っ張っていくであろう 23歳だ。最終戦は怪我で欠場となったが、Luke Burgess や Berrick Barnes といった若い選手の活躍もあり、Wallabies の未来は結構明るい。
大会を通して素晴らしい安定感を見せたのが、FB Adam Ashley-Cooper。上背はそこまで大きくないものの、とにかくハイボールに強い。彼の前に蹴られるハイパントを楽々処理しピンチの芽を摘んでいた。また、腰が強くてタックルされてもなかなか倒れなかった。キャプテン CTB Stirling Mortlock はハードなヒットでチームを鼓舞し、全てのプレーで international レベルである SO Matt Giteau は、常に前線で体を張っていた。最終戦、key player となったのが、CTB Ryan Cross。ALL BLACKS に奪われた Try のうち 2try は Cross のタックルミスが直接の原因となってしまった。しかし、オフェンスはやはり見事で、ゲーム終了残りわずかのところでの望みを繋ぐ Try は本当に素晴らしかった。フォワードで活躍していたのが、Richard Brown。NO.8 Wycliff Palu が怪我で退場したことで、途中から出場すると何度もゲインラインを突破していた。彼もまだ 23歳。今後に多いに期待である。
今年の Tri Nations も遂に終わりを迎えてしまった。しかも結局 BLACKS が優勝という。。ニュージー強すぎるんだよ!!それにしても面白かった。1試合見ると TOP LEAGUE 2試合分くらいの満足感がある。
Thank you Tri Nations!
どうでもいいが、最終戦のスタンドに Wallabies と Crusaders のジャージを半分ずつ縫い合わせて着ている人がいた。Deans はやっぱり人気なんだな。笑った。
2008/09/15
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