2008/07/12

日仏交流150周年 日本選抜 対 フランス学生選抜

木曜日国立競技場で行われた日本選抜対フランス学生選抜のゲームを見に行った。
日本選抜は ATQ プロジェクトや 7人制、U20 の日本代表で活躍する若い選手を中心に編成。
僕の好きなプレーヤーがかなり出場しており嬉しかった。
先発メンバーで注目していたのが、
代表スコッドに選出された 日本IBMの HO 安江祥光選手、
U20代表のキャプテンを務めた 東海大の LO マイケル・リーチ選手、
去年 TOP LEAGUE 特別賞に輝いた 東芝の NO.8 豊田真人選手、
昨年の代表キャップホルダー 近鉄の SH 金チョルウォン選手、
ATQ の関東代表選抜で抜群の活躍をしていた山梨学院大の CTB カトニ・レポロ選手、
昨年の TOP LEAGUE でキレのある動きを見せていた FB 高忠伸選手、
そしてこのブログで勝手に応援している 7人制日本代表 ヤマハの WTB 徐吉嶺選手だ。

このゲーム僕が Man of the Match に選出するとしたら間違いなく高選手だ。
プレースキックを始めキックが見事だったし、
FB からの絶妙なライン参加でアタックラインを押し上げていた。
特にトライとなった徐選手へのラストパスは見事だった。
そのトライをあげた徐選手。
しばらく見ない間にまた大きくなったように思えた。
たぶんなってないけどw
ライン際でしっかりボールを生かしていたりして体の強いところを見せていた。
今秋からの TOP LEAGUE での活躍が非常に期待できるんじゃないか?
反対側の WTB はホンダヒートの山田章仁選手。
スタンドプレーがあまりにも目に付いた。
インターセプトを狙ってか、ディフェンスラインでの無用の飛び出し。
自陣深くで無用のステップによりターンオーバー。
クラブレベルだったら大いにやってくれて構わないが、
代表(に準ずる)レベルではやめてほしい。

バックスではほかに CTB レポロ選手がやはり体の強いプレーをしていた。
また金選手は非常に球捌きが早くて好感が持てた。
SO の大田尾竜彦選手もやりやすかったんじゃないかな?
後半途中で SH が三井大祐選手に代わると急に捌けなくなった。
やはり FW が強いチームで育った SH は FW が少しでも負けると急に捌けなくなってしまう気がする。
まあでも今年から東芝にだから TOP LEAGUE レベルだったら活躍できるかも。
CTB のカトニ・オツコロ選手はパワフルプレーを見せ、
代わって登場したコカコーラの福田哲也選手のビューティフルロングパスにも関心した。

フォワードは残念ながら注目していた安江選手、リーチ選手、豊田選手の
「おぉ」というプレーは無かった。
そのほかに大東文化大の FL シリベヌシ・ナウランギ選手を初めて見たが、
かなり魅力的なプレーをしていた。
スクラムからの素早い出足によるジャッカルを敢行。
それで 2回くらいターンオーバーしていたかな。
そして一番の驚きは PR 小野慎介選手だ。
彼は今年明治大学に入った 1年生。
このゲームもっとも心配されたスクラムで何度か押されてしまった場面もあったが、
思った以上にやれていた。
逆にターンオーバーする場面すらあった。
ゲームにもフルで出場し、今後に非常に期待できる選手である。

フランス学生選抜のメンバーを見ると、
確かに若いけれどもすべてクラブチームに所属の選手だった。
なかにはスタッド・フランセ、トゥーロン、トゥールーズといった名門チームの名前も。
そんな相手に対して日本選抜はうまいゲームメークでゲームを進めていた。
快勝ムードだったが、後半は discipline が崩壊しペナルティーの連発で自滅。
じりじりと点差を縮められコンバージョンキックで逆転、といった点差になってしまった。
それにしても小野選手をはじめ若い選手の台頭がわかるゲームであり、
好きな選手もたくさん出場し、
またほとんど席が自由席だったため国立のすごい前の方でゲームを見ることができ
なかなかナイスなゲームだった。



ああいうゲームを見に行くと、だいたい観客の半分以上がラグビーの現役の選手っぽい人たち。
だからでかい人がいっぱい。。
自分の体と見比べて、筋トレしようと思うってしまうw

2008/07/08

Tri Nations 2008 New Zealand vs South Africa #1

遂に今年の Tri Nations が始まった。
今年の Tri Nations は
  • 各国 3戦ずつ対戦
  • ルールは Super14 のルール+モールを崩して良い+ラインアウトの人数非制限
といった特徴。
下馬評としては昨年 W杯を制した南アが有利。
しかし開幕 2戦がアウェイでの NZ 戦というところがネック。
NZ は主将リッチー・マコウが足首の怪我で欠場するという状況。
オーストラリアは新監督ロビー・ディーンズの元で復調できるかが見ものである。

さて初戦は南ア対 NZ。
戦前の予想は南アが有利だったが NZ の勝利に終わった。
南アのハイパントやチップキックがことごとく NZ に入り、
南アは攻撃のチャンスを自分たちで潰していた。
NZ は SO ダン・カーターのキックでテリトリーで優位に立ち、
PG で確実に加点していた。

このゲーム注目されたのが BLACKS の 2FE (second five eighth) マア・ノヌーと
BOKs のキャプテン inside CTB の ジャン・デヴィリアスの 12番対決。
現在絶好調のこの二人だが、このゲームでも活躍していた。
デヴィリアスは Big Tackle を何度も決め、
Super Star WTB ブライアン・ハバナの Beautiful Try も演出した。
しかしノヌーも負けずにラインアウトからデヴィリアスを Break して Big Gain。
それが Try につながった。

南アではほかにいい動きを見せていたのが outside CTB のエイドリアン・ジェイコブス。
ディフェンス・オフェンスで渋い活躍をしていた。
また FL スカルク・バーガーも激しいプレーをしていた。
途中出場したフランソア・ステインの超ロング ドロップゴール (推定60m強)は
角度は完璧だったものの、あと 50 cm 程足りなかった。
本当に惜しかった。。
あれが 2、3本に 1本入るようになると相手にとって本当に脅威になるな。
南アはスクラムはやはり厳しく、かなり押されていた。
ていうか NZ スクラム強すぎ。。

NZ はまずミスが非常に少ない。
ボールとの友情度が高すぎるw
このゲーム特に前半はかなりの大雨が降っていたのだけれども、
ミスをするのは終始南アの選手が多くて NZ の攻撃はフェーズがかなり重なった。
あれはすごい。

プレーヤはノヌーの他には LO アリ・ウィリアムズが大活躍。
何日か前まで怪我で練習できなかったようには思えない。
またカーターが凄い。
パスが上手い。キックが上手い。
世界最高峰の SO であることを再確認した。


Tri Nations は Super14 での ELVs、
ざっくり言うとブレイクダウンでの反則が FK になるルールだ。
このルールは本当にゲームスピードが速くなっており、
SO ブッチ・ジェームズをはじめ
今シーズン北半球でプレーをしていた選手たちは慣れるのが非常にきついだろう。
第 2戦も同じカードが NZ のホームで行われる。
南アのデヴィリアス新監督はどう修正してくるだろうか。
その手腕が問われるところである。


それにしてもこの BIG GAME に関わらず
NZ の Westpac Stadium は雨とはいえ、かなり空席が目立った。
W杯での敗戦、そしてその責任を取らなかったヘンリー監督への不信感から
NZ での Union の人気がかなり落ちているようだけれども、
それが垣間見えるような寂しい風景だった。

Pacific Nations Cap JAPAN vs Samoa

Pacific Nations Cap の最終戦の Samoa 戦は非常に残念な結果だった。
JK や箕内主将のコメントにあったように前半の 2トライが余計だった。
あとはスクラムで負けすぎていたのが課題。
この大会あそこまでスクラムが押されることはなかったのでちょっと驚いた。

このゲームの SH の先発は田中選手では無く吉田選手が入った。
フィジカルの強い Samoa の選手に低いタックルで刺さっていたのが印象的だったが、
ただ何度か unforced なパスミスがあったのが非常に残念だった。
田中選手が後半途中から出場するとゲーム展開もあってかテンポが上がったように思える。
ああいうテンポが上げられる SH は見ていて気持ちがいい。
近鉄のキム・チョルウォン選手もそういうイメージ。
それにしても、どうでもいいが田中選手は大会を通して更に幼くなった気がするw

JAPAN にとって一番厳しかったのはショーン・ウェブ選手の怪我での欠場だろう。
今大会の JAPAN がいいゲームマネージメントができたのは、
ウェブ選手のキック処理とエリアマネージメントだと僕は思っているので、これは痛かった。
代わりに FB に入ったブライス・ロビンス選手はアタックやディフェンスはピカイチだけれども、
唯一の弱点がキック。
決勝のトライも直前のロビンス選手のキックが出ていれば。。と思ってしまう。

よかった点としては 3トライ(かな)奪えたことだろう。
特に WTB 小野沢選手のトライは見事だった。
ああいうトライは興奮する。
やっぱり小野沢選手はオフェンスは非常にいいな。


Samoa は世界屈指のペネトレーター NO.8 ヘンリー・トゥイランギが故障から復帰。
南アの 3列のダブルタックルを吹き飛ばしたビックリ人間のペネトレートにビクビクしていたが、
このゲームでは不発。
それでも迫力は十分だった。


ゲームを見てから間があって感想が適当なのだがこの辺で。。
とりあえず JAPAN の春のテストマッチは終わりかな?
春の JAPAN の総括は別の記事で書こうと思う。