2008/09/13

TOP LEAGUE 第2節 - 横河武蔵野 vs NEC

横河武蔵野善戦も。。
2週続けて秩父宮での Night ゲーム。第 2節は横河武蔵野と NEC のゲームだった。横河武蔵野は前半善戦するものの、後半力尽きてしまった。
 NEC はディフェンスが心配だ。何度もゲインラインを突破されピンチを招く。チャンネル0~1 あたりをよく抜かれていたように見えたから、もしかしたら SO 安藤栄次選手と CTB Bryce Robins 選手のコミュニケーションがうまくいっていないのかもしれない。アタックは前半、横河武蔵野の執拗なハードタックルに攻めてを失っていたが、後半はその実力を発揮し、トライを量産した。FL Nili Latu 選手がかなりいいゲインをしていたような印象がある。また、後半途中、Robins とともにリコーから移籍してきた CTB Supeli Lokotui 選手が NEC デビュー。疲れの見える横河武蔵野に非情とも思えるフレッシュなプレーで、インターセプトからトライも奪った。
 横河武蔵野は前半素晴らしい戦いっぷりだった。特に、CTB 佐藤幸士選手のハードタックルが見事で、長いパスに合わせてつめて、ドンピでタックルに入っていた。アタックで活躍していたのが、SO Jonathan David Bentley 選手。とにかく、自分でガンガン行く SO で何度も Big Gain をしていた。そして、なんといっても攻守の核となっていたのが NO.8 Ulaiyasi Radike Samo 選手だった。
 前半、素晴らしい出来だっただけに、逆に同点というのが残念だったように思う。このゲーム、横河武蔵野はボールキープにこだわったのかほとんど攻撃的なキックを蹴らなかった。その結果、Bentley が抜けるんだけど、仕掛ける位置が自陣とか敵陣浅い位置なので、Gain はすれどもトライラインまでは届かなかった。また、それもあって消耗して後半バテてしまったのかも。NEC には Jaco がいるということもあっての戦略なのかもしれないけれど、もっとうまく陣地を取れていれば前半 2トライくらい取れそうなゲーム展開だった。

 ゲーム終了後観客席の最前列まで出て選手達を待っていると、Tonga 代表のキャプテンと握手することが出来た。腕に彫られたタトゥーがかっこよかった。Samo の側にも寄ってみたがこちらは大人気で、途中で断念。。日本人の選手も、もっと来てくれればいいのに。。

2008/09/09

TOP LEAGUE 開幕節残り

 Penalty の応酬の泥試合 神戸製鋼-NEC
昨シーズンベスト 4入りを逃し、今シーズン巻き返しを図る両チーム。レベルの高いゲームを期待したが、penalty と miss の連発で非常に面白くないゲームとなった。
 神戸製鋼はこの off かなりウエイトトレーニングを積んだようで、個々がかなりサイズアップしていた。その結果ブレイクダウンに積極的に働きかけ、タックルシチュエーションでもプレッシャーを与えていた。その結果インターセプトから 2トライが生まれる。そこまでは良かったが、ブレイクダウンであり得ないほどの反則のオンパレード。penalty 21 という stats を見て仰天した (ちなみに NEC は 14)。しかも、僕が見る限り明らかなシーリングオフが更に 2、3個あったし。もうなんて言うか勝敗ってレベルじゃねーぞ。見る気が無くなる。このゲーム遂に Japan の誇る star 大畑大介選手が復帰。面白くないゲームの中大畑選手のランだけは興奮した。
 NEC は神戸が再三 penalty を犯し、更に 5分間フォワードの外国人選手 2人が sin bin で退場する、というチャンスをもらいながら、miss と penalty で自滅した。まだ暑く、汗により簡単なノッコンが非常に目に付く開幕節。「何故落とすし」とテレビの前で怒る場面が多かったが、このゲームの NEC ほど怒ったことは無かったと思う。取っていればトライって場面が何度かあったんじゃないかな。また、NEC は新ルールでモールが崩せるようになってかなり苦しんでいる感じ。敵陣でのラインアウトからモールを形成して崩された後、近場にこだわるのか、展開するのか、まだ何をするのかが全然明白になっていない。結果、激しいブレイクダウンに耐えかね penalty を犯したり、ターンオーバーを許していたように思う。
 このゲームの敗因と言ってもいいかも知れないのが、FB に入った Jaco Van Der Westhuyzen 選手のキック処理。藤島さんが再三言っていたことだが、キックをキャッチした後の判断が非常に良くなかった。相手のチェイスがしっかり来ているところに果敢にカウンターアタックを仕掛けるものだから、あっさりターンオーバーを許していた。新ルールでノータッチキックが増える中、こういった判断 miss は致命傷になる。Jaco はアタックのラインに参加すると流石のプレー。FB からの鋭いライン参加で何度も gain line を突破していた。また、このゲームの NEC の CTB のコンビは Brice Robins 選手と井上雅人選手。二人とも physical 系のプレーヤーで、このコンビは結構面白いと思う。
 やっぱり非常に気になってしまうレフリング。レフリーのシーリングオフの基準と、僕が取って欲しい基準に全くの相違がある。例えばこのゲームで、NEC が神戸のラックに fight して、ターンオーバーできそうってところで、明らかに神戸の選手が倒れこむ。反則なし。逆に、NEC のプレーヤーがやや孤立して神戸のプレーヤーが絡みに行ったところをオーバー。がっつり剥がしたが勢いで倒れてしまう。シーリングオフの笛。ん~~。マジでわからん。意味がわからん。とりあえず言えることは、このゲーム非常に面白くない上に、見ているとイライラするので、まだ見ていない人は結果だけ見て、ゲームは見ないことを強くおすすめします。



 サニックス躍進の予感? サニックス-日本IBM
昨シーズンからその戦いぶりの評価の高かったサニックスが非常にいいゲームで 2008/09 TOP LEAGUE の開幕を迎えた。サイズが一回りくらい小さいことをカバーできれば、今シーズン躍進できるんじゃないか、と思えるような戦いぶりだった。
 サニックスは昨シーズンの「走って勝つ」というスローガンから、今シーズン新たに掲げられたスローガンが「スピード」。まず、SO 小野晃征選手の巧みなキックで効果的な位置に蹴り込み、その蹴り返されたボールの落下点にはベテランの FB 古賀龍二選手が必ず待ちうけ、落ち着いて処理しエリアで優位にたった。更にターンオーバーからの速攻に対して、チーム全体で意識付けができており、何度もチャンスを作っていた。特に、素晴らしい活躍だったのが CTB Amasio Valence 選手。キレのあるステップと低いタックルでチームを鼓舞していた。また「TOP LEAGUE の秘密兵器」とサニックスの藤井雄一郎監督に称されていた WTB 藤原旭選手の快速っぷりには舌を巻いた。
 日本IBM も全体を通していいラグビーはしていたように思えるが、チャンスでの miss が目についた。昨シーズンから注目している HO 安江祥光選手は今シーズンも調子がよさそうだ。鋭い走りこみでトライを奪った他、何度もゲインラインを突破していた。どうやら村上さんのお眼鏡に適ったようで。。ただ、もしかしたらディフェンスにちょっと難があるのかもしれない。また、NO.8 Lotu Filipine 選手と新加入の CTB Roy Kinikinilau 選手が流石の活躍だった。注目は、今シーズン FL から WTB にコンバートした竹山浩史選手。7人制の Japan の代表選手ということもあって、7人制独特の動きも見せ chance make する場面があった。しかし、キック処理で何度かもたつく場面があり、そこはもうちょっと慣れるのを待つ必要があるかもしれないが、今後の活躍が楽しみだ。先日の Flance 学生選抜戦で、日本選抜の FB として活躍した高忠伸選手はこのゲームもいい活躍をしていた。特に、開幕節を通してキープレーとなった高いパントに対して、非常に強さを見せていた。
 全体的にキッキングゲームとなったが、その攻防も面白かったし、よくボールが動いていたし非常に Good なゲームだったと思う。この 2チームは今後も結構楽しいゲームをしてくれるんじゃないか、ってちょっと期待。
 


 充実のチーム状態の近鉄 近鉄-横河武蔵野
今シーズンから晴れて TOP LEAGUE に昇格した近鉄と横河武蔵野のゲーム。近鉄の活きの良いプレーが見えたゲームだった。
 近鉄の両 CTB の Jeffrey Ierome 選手と Andrew Mailei 選手のコンビが今シーズンもアタックの核になりそうだ。去年の日本選手権でトヨタ自動車を苦しめたこのコンビ、体幹の強さがありタックルされてもボールを活かすプレーでつなぎ何度も chance make していた。また、SO 重光泰昌選手のステップもキれ、更に三洋電機から移籍してきた大型 WTB 角濱嘉彦選手も好調だ。そして、SH 金喆元選手の速くてパワフルなプレーと充実のバックス陣である。波に乗ればかなり上位のチームを苦しめそうである。
 一方、横河武蔵野はこのゲームを見る限り苦しいシーズンとなりそうである。個々の力で多少劣っており、一つ一つのコンタクトシチュエーションで劣勢になっている。また、特に後半フォワードのガス切れが深刻。スクラムは押され、ラックへの集結が非常に遅く途中からほとんどのラックで孤立し、ターンオーバーを許していた。アタックも FL Ulaiyasi Radike Samo 頼み、といいた場面も多く今ひとつである。それでも、気持ちの折れそうな時間帯の SH 小池善行選手の値千金のキックチャージからのトライなど、気迫溢れるプレーは見えた。初昇格の今シーズン、何とか頑張って欲しいものである。



 開幕節総括
ELV の導入や外国人選手枠拡大と、色々変化の多かった今シーズンの TOP LEAGUE 開幕節。とにかくどのゲームでも汗でボールが滑り、キックが重要な要素となった。その結果、キックを有効に使えるチーム、更に言えばキックがうまいプレーヤーがいるチームがいい結果を残したんじゃないかな。更に、ELV の影響で劇的にノータッチキックが増える中、キック処理能力の高いバックスリーがこれまで以上に求められている。特に、開幕節を見る限り高いボールに強いバックスリーがあまりいないように思えた。
 ブレイクダウンのレフリングの厳正化により、特に 2日目以降にゲームを行ったチームの多くの選手達が意識高くラックで立ってプレーをしようとしていた。その結果、停滞したラックに立っているオフェンス側のオーバーに対して、ディフェンス側が煽って何度かターンオーバーしている場面があった。今後こういう場面が増えれば、停滞したラックは少なくなり、選手はその分きつくなるが、見ている方としては面白くなるかもしれない。
 昨シーズンは上位チームと下位チームの実力差がはっきりわかれてしまったが、今シーズンはどうなるだろうか。今週の金曜日はまた、秩父宮でナイターだそうだ。私用が長引かなければ行けそうだけど。。どうかな?

2008/09/08

Japan Rugby TOP LEAGUE 2008/09 が開幕!

今年もこの時期がやってきた。JAPAN Rugby TOP LEAGUE 2008/09 Season の開幕だ!

ということで長らく放置してきたこのブログも、またコソコソと更新し始めようかと思う。もし物好きな方がいらっしゃいましたらお付き合いください。今回は生観戦をした開幕ゲームと、土日にビデオで見た 3ゲームについて。

 開幕戦は昨シーズンのTL王者と日本王者の激突 サントリー -三洋電機
今年の開幕戦は昨シーズンの Microsoft Cap と日本選手権の決勝の組み合わせの「サントリー vs 三洋電機」。今年も秩父宮でナイターで行われたので行ってきた!前評判としては、NZ、ロシア、網走と合宿を経てきたサントリーが、JP ことキャプテン榎本選手や FB の田邉選手を怪我で欠く三洋電機より、開幕の時点では有利では無いか、という話だった。しかしゲームが始まると終始三洋電機のペースで進み完勝だった。

 三洋電機はこの日 (今年から新たに設けられた) Man of the Match に選出された SO Tony Brown 選手のキックが冴え渡っていた。この日かなりボールが汗で滑ったこともあったようで、敵陣からでもどんどんとパントを上げていた。サントリーのまずいキック処理もあって、ほとんどサントリー陣内でプレーすることとなった。今シーズンもこの人健在。今後のゲームも彼中心になることは間違いないだろう。
 Wild Knights で他に印象的だった選手はまず SH 田中史朗選手かな。そもそも僕がファンということで贔屓目に見ていたってのもあると思うが、その素早い球捌きと、サイドからも持ち出しはやはり目を見張るものがある。僕の中では田中選手がこのゲームの Man of the Match だったな。また、CTB 入江順和選手のタックルにも戦慄した。去年 Little Brown と評された入江選手。鉄壁の三洋ディフェンスの一翼を担うに十分な活躍だった。Brown や JP のサブプレーヤーとしてでは無く、それ以上の活躍も今年は大いに期待できそうである。

 一方サントリーは 10番、15番でキッキングゲームに完全に負けてしまった、といったところだろうか。SO 菅藤心選手は僕のイメージでは、キックのコントロールは上手だが、飛距離はイマイチ。その結果完全にエリアで後手を踏んでいた。そしてそれ以上に FB に入ったルーキー小田龍司選手が大ブレーキ。高いボールに対して全くといっていいほど反応できず、Brown にいいようにやられていた。輪をかけてこのゲーム、去年の TOP LEAGUE 優勝チームとは思えないほどフォワードの集結が遅かった。(あくまで去年のゲームを見る限り)サントリー(に限ったことでは無いが特に)は敵陣でゲームをしてナンボのところはある。後半途中までサントリーにトライの香りは全くしなかった。
 後半途中 SH George Gregan 選手に代えてイキのいい成田秀悦選手を投入すると流れが変わり始める。G.G.のゆったりとしたテンポから、成田選手がガンガン自ら仕掛けてテンポを一気に上げると、疲れを見せ始めた三洋電機のディフェンスを崩しかけ、ペースを握りかけたが、同じく途中出場の SO 曽我部佳憲選手の流れを寸断するキックや、「?」なシーリングオフで自滅。結局勝ち点を得ずに終わった。
 サントリーで印象的だったプレーヤーは途中から FB で出場した Uche Oduoza 選手。England の 7人制の代表選手で彼の評判は某掲示板で凄いということだったが、度肝を抜かれた。188cm 100kg の肉体は全身バネみたい。陸上の短距離の選手のような体付きで 100m 9秒台でそうな印象すらうける。このゲームでも一度ビックゲインを見せておりその実力の片鱗を見た気がする。今後の活躍が楽しみになった。



 Standing Rugby が爆発 トヨタ自動車-東芝
開幕ゲームの翌日、瑞穂競技場で行われた昨シーズン 3位のトヨタ自動車と 4位の東芝のゲーム。予想以上の大差のゲームとなった。王者奪還に燃える東芝がトヨタ自動車を圧倒した。
 東芝は新加入の SO David Hill 選手、FL Steven Bates 選手、WTB Christian Loamanu 選手が揃って大活躍。Hill は司令塔としてエリア獲得に大きく貢献し、Loamanu は持ち前のフィジカルの強さを存分に発揮していた。そしてこのゲームの Man of the Match に選出された Bates は流石の International Level の活躍だった。ボールキャリアとしてペネトレイトすれば、ブレイクダウンでもその腕力でボール争奪戦を制していた。
 このゲーム僕がもっともその活躍に驚いたのは CTB 仙波智裕選手だ。去年は控えに甘んじることが多かったように思うが、今シーズンは開幕戦に 12番で先発出場。イケイケのアタッキングラグビーのトヨタ自動車の攻撃の芽を摘む BIG Tackle を連発していた。今シーズンの東芝のディフェンスラインは Hill、仙波選手、そして TOP LEAGUE 一 熱い漢冨岡鉄平選手、とグンとディフェンス力が UP。前に出るディフェンスが上手く機能していた。そのディフェンス力は三洋電機にも引けをとらないんじゃないかと思う。
 フォワードでは LO 望月雄太選手の活躍が目に映った。そのワークレートの高さには驚かされた。また昨シーズン TOP LEAGUE 特別賞に輝いた NO.8 豊田真人選手も調子はよさそうだ。
 東芝はゲームを通して Standing Rugby を貫いた。それがことごとく機能し、流れるようなプレーでトヨタ自動車ディフェンスを翻弄、 Beautiful Try を連発し、4トライを奪い勝ち点 5発進。最高の開幕となった。相手が好不調の波の激しいトヨタ自動車ということも差し引いても、かなりチーム状態は良さそう。今シーズンは Great なシーズンになりそうである。

 一方、トヨタ自動車は怪我人が多いらしくチーム状況はいいとはいえない。主将のSH 麻田一平選手の正確な球捌きは鳴りを潜め、足首の怪我から復帰したばかりの SO 正面健司選手の出来も今ひとつだった。そんな中新加入の NO.8 Angus MacDonald 選手は Maori ALL BLACKS の実力を存分に発揮し印象的なプレーをしていた。トヨタ自動車の誇る Japan のバックファイブに Angus が加わったフォワードは本調子になれば TOP LEAGUE 随一であろう。いつトヨタは本領発揮するのだろうか。。期待して気長に待つことにしよう。



 Drahm 値千金の Drop Goal ヤマハ発動機-クボタ
実は地元のチーム (歩いて家からクボタのグランドまで 30分ほど) だったクボタとヤマハ発動機のゲームはシーソーゲームとなった。ゲームを決めたのはクボタに新加入したキックの名手 SO Shane Drahm
 クボタの新戦力は Premiership で 1300点以上をスコアしたキックの名手 Drahm だ。プレシーズンマッチでは外したプレースキックは僅かに一本という安定感を見せたという。このゲームではプレースキックを 2本外したものの、ゲーム終了間際に逆転の Drop Goal を決めチームを開幕戦勝利に導いた。彼はそのキックの魅力もさることながら細かいステップからのアタックも光るものを持っている。間違いなく今シーズンのクボタの中心選手となるはずだ。他には日本国籍を取得した CTB Katoni Otukolo 選手が細かいステップで何度もゲインしていたのが印象的である。

 一方、バックスに才能が溢れるヤマハだが、SO に大西将太郎選手、CTB に大田尾竜彦選手という布陣で今シーズンの初陣に望んだ。このゲーム、特に大田尾選手がゲインラインを突破する場面が何度もありいいアタックをしていた。鳴り物入りで TOP LEAGUE に入ってきた FB 五郎丸歩選手はアタックで非凡なものを見せる。大学時代のように余裕のあるプレーでディフェンスを蹴散らした。しかし、やはり不安はディフェンスかな。
 本 Blog で絶賛応援中の徐吉嶺選手は後半途中から出場。相変わらずキック処理がおぼつかないところを露呈していた。。ヤマハの Back-Three は大激戦なだけにその真価が問われるシーズンになりそうである。頑張れ!吉嶺!!
 このゲーム、注目されたのはクボタの NO.8 Totai Kefu と、新加入の元 ALL BLACKS 代表主将の Reuben Thorne の Match Up だ。Kefu が持ち込んだボールを Thorne がターンオーバーするなど、見所は十分だった。



 ルーキー桑水流は凄い才能 コカ・コーラ-キューデン
九州ダービーとなったこのゲーム。コカ・コーラのルーキー桑水流裕策選手のプレーに驚かされた。
 Japan の 7人制の代表選手のリストに常にある読めない苗字 (クワズル) としか思っていなかったこの選手。ラグビーマガジンなどでの前評判の高さに、実際どんなもんだ?って思って見てみたが、想像以上の選手だった。まずとにかくハイボールに強い。特にラインアウト。キューデンの投げ入れたラインアウトを半分くらいは桑水流選手がターンオーバーしていたように思う。そして、そのワークレートの高さと献身的なタックル。毎年 7人制の代表に名前を連ねる理由が少しわかった気がする。問題はちょっと線が細いってことかな?それもあってかゲーム途中、タックルをした際に右膝 (?) を巻き込まれ途中交代となってしまった。非常に心配である。
 キューデンは SO 斉藤玄樹選手がかなりいい活躍をしていた。自らガンガン行くプレースタイルで見ていて気持ちよかった。




 問題は ELV よりもシーリングオフ?
今シーズン TOP LEAGUE に採用された試験的ルール ELV。ここまで 4ゲーム見てきたが、そこまでゲームに影響は無いように思える。ノータッチが減ったかなってことくらい。むしろミスが多くてよくゲームが切れるって印象。まあ Super14 も開幕間もないころはブチブチゲームが切れていたので、まだチームが出来上がっていないうちは仕方無いだろう。
 それよりもゲームを見る気が削がれるのが、IRB からの通達によりブレイクダウンでの反則を厳しくした結果の笛の多さだ。特に、シーリングオフというオフェンス側の選手がボールに被さるプレーは厳しくとりましょう、とのこと。このこと自体は別にいいんだけど、まだ基準がめちゃくちゃでレフリーによって全然違うし、同じレフリーでもゲームの中でも基準が違ったりしている。あれは選手は混乱する。
 ここからは完全に僕個人の意見なのだが、日本のレフリーの方たちの多くは「現象」で笛を吹いているように思える。もちろんルールブック的には正しいんだろうけど、でもブレイクダウンなんてグレーゾーンだらけで見ようによっちゃほとんど反則だろう。でもその中で正当にボールに働きかけていないプレーにのみ笛を吹けばいいと思う。ディフェンス側が不当に球出しを妨げていれば反則だし、オフェンス側が絶対に絡まれ無いように、それこそシーリングオフ (去年のサントリーのラックサイドのフォワードアタックとか典型) でラックを作れば反則にすべきだ。僕はラグビーのルールの良さは、その「目的」が明白であることだと思う。大体目的は「安全であること」、「ボールがよく動くようになること」、そして「ずるくないこと」くらいだと思う。その目的を達成するためにルール改正が頻繁に起こって、その結果ルールはたくさんできて複雑だけれどもその目的がはっきりしているから、例えばラグビーをよく知らない人が見ても、「そのプレーはずるくない?」って思うようなプレーは大体反則である。 (ルールが難しいって言う人はとりあえず、何も考えずに見れば、結構理解できると思う。) 今回の IBM の通達もそこに立ち返れば、「ちょっとあまりにオフェンス側がずるいことやってるから、ちゃんと正当にしようぜ」ってことだと思う。つまりシーリングオフのペナルティーを取るとするならば、時間つぶしのようなラックサイドのフォワードのアタックや、ディフェンスがゲインしてタックルしたときのラックとかじゃないかな。オフェンスがゲインラインを突破してディフェンス側の人間がいなくて、サポートプレーヤーが勢いで倒れちゃったという「現象」だけを見て、「目的」を考えずに笛を吹くのはナンセンスだと、僕は考える。
 ま、はじめだから厳しくとって、今後調整していくってことなんだろうけど、早く基準を明らかにしてくれないと、選手が混乱するし、何よりも見ていて面白くない!早く TOP LEAGUE レフリーのプロ化を!!



 追記
やっぱり TOP LEAGUE 楽しいっすね。今シーズンはどこを一番応援するか迷っている。やっぱり三洋電機は魅力的だし、東芝の開幕戦には惹きつけられた。TOP LEAGUE で一番好きな Bryce Robins が移籍した NEC も気になるし、下位のチームでも魅力的なラグビーをするチームがあるかもしれない。
頑張れ!TOP LEAGUE!!